私は「発達障害」です。人の会話が理解できない人のカクテルパーティー効果とは
こんにちは~いっきゅうです
今回は「カクテルパーティー効果」について書いてみます。
カクテルパーティー?って方も多いと思いますので簡単に説明したいと思います。
(お酒の席の話じゃありません)
カクテルパーティー効果とは
たくさん人の集まるパーティーのような場所の雑音の中でも自分の名前や大事な情報は聞きとれる現象のことを「カクテルパーティー効果(現象)」と言います。心理学者のコリン・チェリーによって提唱されました。
この現象は身に覚えがある方も多いと思います。子供の頃、聴覚が敏感な私は音楽の授業で「ヴィオラとコントラバスの音を聴きわける」課題があり(小学生なのに)クラスで1人正解したことがあります。その頃の私は「なんでみんなわからないのだろう?」と不思議に思ってました。
敏感体質故のカクテルパーティー効果
HSPやエンパス気質の人たちの中に同じような経験をしたことがある方もいるのではないかと思うのですが、たくさん人のいる所で周囲の音を拾い過ぎてしまう現象があります。遠くの人の声が耳元で聞こえたり幻聴などもあります。そういった状況になるとカクテルパーティー効果が弱くなってしまうのです。よって目の前の人の会話が入ってこないことがあり困ってしまう事があります。
私もコーチングやカウンセリングのスクールでワークを行うことがあったのですが、たくさんの人が一斉に会話し始めるので他の人の会話が一斉に耳に入ってきて目の前の人の会話が全く入ってこなく落ち込んでばかりいました。会話の内容がわからなくなってくるので最初は「もう1度お願いします」「よく聞こえなかったので」など言うのですが・・・。何度も聞かれるほうも嫌だろうしとおおよその解釈で当たり障りのない質問をしてました。これは非常に辛かったです。
ある日そのことを打ち明けたのですが1番辛かったのはある先輩コーチに「そんな状況当たり前だよ、普段行う場所(カフェ)なんてそんなもんだよ」と言われたことでした。あぁ、わかってもらいなって凄く悲しかったのを覚えています。
私みたいな人は下記の2つのパターンがあります
感覚過敏
感覚過敏は5感が敏感すぎて生活が不便になったりします。5感とは視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚でいずれかが敏感な症状のことです。
特に音に敏感な人のことを聴覚過敏といいます。いろんな音を過敏に拾いすぎて集中力が散漫になり会話が困難になることがあります。
感覚鈍麻
感覚鈍麻(どんま)は5感が鈍く感覚過敏の逆のタイプの人を言います。特に音に鈍感な方は音が聞こえず、会話が困難になることがあります。聴覚鈍麻と言うこともあります。
音以外でも感覚過敏により大勢の人が集まる場所で困難な状態になる方がいると思います。私はセミナー会場で5感を超え6感も敏感になり額の真ん中がくすぐったくなります。第三の目(サードアイ)が開いた状態になり視覚では見えないものまで感じとってしまい体がだるくなったり目まいが起きたりします。
対処法としてはこちらの記事もご参照ください👇
改善策はあまりなく基本的には普段から体と心を整えていくのが1番です。自身の状態が悪ければ悪いほど過敏に反応してしまいます。体はマッサージや軽い運動、心は「瞑想」や「般若心経」などがとても効果を発揮します。毎日行うことで対処できてくるはずです。
最後にこのような敏感気質な人の悩みや苦しみを非敏感気質な人はなかなか理解できないかもしれません。ほんの少しでいいのです。こういった症状で悩んで苦しんで辛い想いをしながらそれでも精一杯生きている人たちがいることを知っていて欲しいと心から願います。
今回参考にした書籍はこちら👇
発達凸凹なボクの世界: ―感覚過敏を探検する― (子どもの気持ちを知る絵本)
- 作者: プルスアルハ,細尾ちあき,北野陽子
- 出版社/メーカー: ゆまに書房
- 発売日: 2015/09/25
- メディア: 大型本
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