「子供を殺してください」という親たち
統合疾患、アルコール依存、暴力、恐怖、殺意。リアルに描写されていて引き込まれる作品です。
私は押川さんのような仕事をしたいのかもしれない。
子供が凶暴で凶悪になるには理由がある。ちゃんと目的があるんです。それを無視したり受け入れない親が自分を育てないからそうなっているんだってことに気が付かなければ、いつまでたったって堂々巡りになるだけ。つまり親が自己受容できてないわけ。
極まれに何かが入って生まれてくる人もいますが、紙一重で天才かきちがいかになるわけで。
親も親として初めて子育てするわけで不完全なのだから仕方がない。
しかしそんな親ほど子供に対し完全さを求めたりする。
親が被害者ってなりがちだけど、子供も被害者。
私も子供の頃は「きちがい」だった。
他の子たちとはどこかちがっていたのだろう。いまだに幼稚園の担任だった先生に
「大丈夫ですか?」
と聞かれるらしい。
それもそうだろうね。子供のころ、道路の真ん中で大の字になって寝てたし(笑)
教室でも教壇の下で大の字になって寝てたしね。付いたあだ名が「バッテンマン」。
今となっては何故そんな行動をしていたのかはわからないけど、目立ちたかったわけではない。何かに対しての反抗心みたいな感じだったのは覚えている。
その頃からって目には見えない何かを敏感に感じとっていたんだと思う。それがわからない、理解できない大人たちに向けてのメッセージ。それがバッテンだったのだろう。
子供の頃、急にお腹が痛くなって病院に連れていかれ診察すると異常なし。痛かったのは本当なのに大人たちは「虚言壁」と言う。学校に行きたくないから嘘をついたと思われた。ウソなどついていないのに。今はそれが霊障だってわかるけど子供の頃は自分でもわからないしね。
そうして育つと自分にウソをつくようになるんだよ。
自分がガマンすれば大人は否定しない。いつしか周囲の目ばかり気にして合わせて、自分を押し殺して生きるようになった。
誰にも理解されないって本当に辛いんだよ。しんどいんだよ。こちらが真実なのにウソつき呼ばわりされる。こんな理不尽を子供のころに経験させちまっている大人がたくさんいるんだけど。そんな大人に親に理解されない子供たちに
1言大きな声で言いたい
「俺はわかるぞーーーーっ」
そんな遠い昔の記憶を思いださせてくれるマンガです(笑)
「子供を殺してください」という親たち 1巻 (バンチコミックス)
- 作者: 押川剛,鈴木マサカズ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/08/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
HSP、エンパス、発達障害、鬱、ノイローゼ、生霊、霊障、脳内操作。機械妖怪宇宙のサイボーグ。全部経験して今の私がいる。
俺なら理解できるから。